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高配当ETF「QYLD」のメリットとデメリット3選、新NISAには使える?

資産運用
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QYLDとは何か?

QYLDとは、Global Xが運用するETF(上場投資信託)の一つで、ナスダック100指数に連動するオプション戦略を用いた高配当の金融商品です。このETFは、ナスダック100指数のコールオプションを売却することで、インカムゲインを獲得し、それを原資として高い配当を投資家に提供します。

QYLDが提供する投資機会とは?

  1. 高配当による安定したインカム
    QYLDは、その独自の運用戦略により、高い配当利回りを実現しています。投資家は、株式市場の値動きに左右されにくい安定した収益を得ることができます。
  2. ナスダック100指数への間接的な投資
    QYLDは、ナスダック100指数のパフォーマンスに連動するオプション戦略を用いているため、投資家はナスダック100指数に代表される米国の大型ハイテク株に間接的に投資することができます。
  3. 分散投資によるリスク管理
    QYLDは、ナスダック100指数に連動する100銘柄に分散投資することで、個別銘柄のリスクを軽減し、ポートフォリオ全体の安定性を高めています。
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新NISAには使えるのか?

残念なことに新NISAの成長投資枠では投資ができません

その理由ですが、新NISAでは以下の条件に当てはまっている銘柄が対象から除外されており、QYLDも該当してしまったようです。

  • 毎月分配型のファンド
  • カバードコール系のETFなどリスクの高いもの
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では、一般枠でも買いなのか?

キャピタルゲインの恩恵を受けたい。つまり、資産を拡大したいという方には向いてないと思います。なぜなら、このETFは毎月配当が入ります。そのため、その全てに税金がかかってきてしまいます。ほかのETFなどでは分配金を減らしてその分を再投資に自動的に回すことでキャピタルゲインを大きくしてくれるというものもあるのでそちらにした方がよさそうです。(税金を売却益が出た際に支払うので未来の自分に回しているイメージではあります。)

ただし、資産拡大ではなく毎月お小遣いみたいに高い配当金がもらいたい!という方にはとてもおすすめだと思います。

私の当面の目標は、月の配当金を税引き後20万円入ってくることと定めているので旧NISAと特定口座で合わせて426株保有しています。(2024年3月現在)

さすがに全ツッパではないですが今後も積み立てていく予定です。

では、その他参考になる情報をここから書いていきたいと思います。

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QYLDの詳細情報

QYLDの基本情報

  • 銘柄コード:QYLD
  • 運用会社:Global X Management Company LLC
  • 上場取引所:NASDAQ
  • 設定日:2013年12月11日
  • 経費率:0.60%

QYLDの配当利回り・権利確定日

QYLDの直近12ヶ月の配当利回りは、約11.50%(2024年4月現在)です。権利確定日は毎月の第3金曜日となっており、月次で高い配当が支払われます。

権利落ち日権利確定日1株あたりの配当
2024年4月22日2024年4月23日0.1723ドル
2024年3月18日2024年3月19日0.1780ドル
2024年2月20日2024年2月21日0.1772ドル
2024年1月22日2024年1月23日0.1790ドル

私の2024年3月分の分配金は、68.25ドルでした。

QYLDの経費率

QYLDの経費率は0.60%です。

アクティブ運用ETFの経費率はパッシブ運用に比べ高めに設定される傾向があり、1.5%程度とられるものもあることを考えれば良心的なコストといえるのではないでしょうか。

投資対象とポートフォリオ

QYLDが投資する主な銘柄

ナスダック100指数に連動するオプション戦略を用いています。具体的には、ナスダック100指数のコールオプションを売却し、そのプレミアム収入を原資として高い配当を投資家に提供します。QYLDのポートフォリオは、ナスダック100指数を構成する大型ハイテク株が中心となっています。

  • Apple Inc. (AAPL)
  • Microsoft Corporation (MSFT)
  • Amazon.com, Inc. (AMZN)
  • NVIDIA Corporation (NVDA)
  • Alphabet Inc. (GOOGL)
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QYLDのメリットとデメリット

メリット

  1. 高い配当利回り: 独自の運用戦略により、年率10%を超える高い配当利回りを実現しています。これは、株式市場の平均的な配当利回りを大きく上回る水準です。
  2. 月次の配当支払い: 毎月の権利確定日に配当を支払います。月次の配当は、投資家にとって安定した収入源となり、キャッシュフローの管理がしやすくなります。
  3. ナスダック100指数への間接的な投資: ナスダック100指数のパフォーマンスに連動するオプション戦略を用いているため、投資家は米国の大型ハイテク株に間接的に投資することができます。

デメリット

  1. 株価の上昇による恩恵が限定的: ナスダック100指数のコールオプションを売却する戦略を用いているため、指数の上昇による恩恵が限定的です。オプションの売却は、株価の上昇による利益を制限する一方で、下落リスクは抑制します。
  2. 為替リスク: 米ドル建てのETFであるため、日本の投資家にとっては為替リスクがあります。円高が進行した場合、QYLDの円換算での収益が減少する可能性があります。
  3. 税務の取り扱い: 海外のETFであるため、米国と日本の二重課税の問題や外国税額控除の手続きなど、税務面での取り扱いが複雑になる可能性があります。投資家は、税務の専門家に相談することをおすすめします。
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まとめ

QYLDを分配金で毎月1株買うには何株必要?

QYLDの株価は平均18ドルで推移しています。それに対して毎月の分配金が0.17〜0.2ドルで推移しています。税金などを考えると税引き前で25ドルぐらいの配当金を得る必要がありますので、150~180株ほどあれば毎月1株ずつ分配金で積み立てることができそうです。

最後に

米国のETF「QYLD」の特徴や投資のメリット・デメリットやその他気になりそうな部分に注目して解説しました。

このETFは、キャピタルも狙えるとは謳っていますが、やはり基本的には安定した高い配当収入を求めるインカム志向の投資家にとって魅力的な株となりそうです。
途中にも書きましたが、私自身も購入しており複利の恩恵を受けられるようこれからも積み立てるつもりです。

何よりも働かずに毎月お金が入ってくる仕組みを作れる部分に魅力を感じる人にとっては良い選択肢の一つになるのではないかと思います。

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