SPYDとは何か?
SPYD(SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF)は、Jステート・ストリートが提供するETF(上場投資信託)の一つです。
SPYDが提供する投資機会とは?
SPYDは、高配当株式への投資を通じて安定した配当収入を得たい投資家にとって魅力的な投資機会を提供します。そのポートフォリオは、S&P500指数の中から高い配当を支払う企業の株式を選定して構築されています。
新NISAには使えるのか?
嬉しいことに新NISAの成長投資枠に投資が可能です。
SPYDの詳細情報
SPYDの基本情報
- 銘柄コード:SPYD
- 運用会社:State Street Global Advisors
SPYDの配当利回り・権利確定日
SPYDの直近配当利回りは4.60%です。
権利落ち日※ | 権利確定日 | 1株あたりの配当 |
---|---|---|
2024年3月15日 | 2024年3月16日 | 0.3009ドル |
2023年12月15日 | 2024年12月16日 | 0.53395ドル |
2023年9月15日 | 2023年9月16日 | 0.44087ドル |
2023年6月16日 | 2023年6月17日 | 0.46539ドル |
私は旧NISAで2023年まで40株ほど所持していましたが、一回に2~3000円程度でした。
SPYDの経費率
SPYDの経費率は0.07%です。
アクティブ運用ETFの経費率はパッシブ運用に比べ高めに設定される傾向があり、1.5%程度とられるものもあることを考えれば良心的なコストといえるのではないでしょうか。
投資対象とポートフォリオ
SPYDが投資する主な銘柄
SPYDのポートフォリオは、主に米国の大手企業や成長性の高いセクターに投資しています。例えば、技術、ヘルスケア、金融などの分野に広く分散しています。
ファンドの組入上位銘柄 2024年03月07日現在
銘柄名 | 保有株数 | 組入比率 |
---|---|---|
IRON MOUNTAIN INC | 1,238,189 | 1.46% |
PUBLIC SERVICE ENTERPRISE GP | 1,458,040 | 1.39% |
INTL BUSINESS MACHINES CORP | 477,670 | 1.37% |
FORD MOTOR CO | 7,532,035 | 1.36% |
ONEOK INC | 1,204,905 | 1.36% |
EVERSOURCE ENERGY | 1,562,813 | 1.35% |
ABBVIE INC | 505,249 | 1.33% |
DIGITAL REALTY TRUST INC | 601,522 | 1.33% |
AMERICAN ELECTRIC POWER | 1,077,663 | 1.32% |
DOMINION ENERGY INC | 1,879,302 | 1.31% |
インデックスの組入上位銘柄 2024年03月07日現在
銘柄名 | 組入比率 |
---|---|
Iron Mountain Inc. | 1.47% |
Public Service Enterprise Group Inc | 1.40% |
International Business Machines Corporation | 1.38% |
Ford Motor Company | 1.37% |
ONEOK Inc. | 1.37% |
Eversource Energy | 1.36% |
AbbVie Inc. | 1.34% |
Digital Realty Trust Inc. | 1.34% |
American Electric Power Company Inc. | 1.33% |
Dominion Energy Inc | 1.33% |
SPYDのメリットとデメリット
メリット
- 安定した配当収益: SPYDは高い配当利回りを提供し、投資家に安定した収益をもたらします。
- 分散投資によるリスク管理: SPYDは幅広い銘柄やセクターに分散投資することで、リスクを分散し、ポートフォリオ全体の安定性を向上させます。
- 成長性の高い銘柄へのアクセス: SPYDは成長性の高い株式銘柄への投資を通じて、キャピタルゲインを追求します。これにより、投資家は将来の成長に期待を寄せる企業に投資することができます。
デメリット
- 市場リスクへの曝露: SPYDは株式市場に投資するため、市場の変動や不確実性に曝されるリスクがあります。市場の動向によっては、収益が低下する可能性もあります。
- 費用と手数料の影響: SPYDの運用費用や手数料は、投資家の収益に直接影響を与える要因です。高い運用費用や手数料は、投資家の収益を圧迫する可能性があります。
- 過去のパフォーマンスに対する依存: 過去のパフォーマンスは将来の収益を保証するものではないため、SPYDに対する過度の期待には注意が必要です。投資家は、過去のパフォーマンスだけでなく、将来のリスクとリターンを総合的に評価する必要があります。
まとめ
SPYDを分配金で4半期に1株買うには何株必要?
SPYDの株価は平均40ドルで推移しています。それに対して4半期に一度の分配金が0.3〜0.5ドルで推移しています。新NISAで運用する場合、外国税はかかってしまうのでそこを考慮すると税引き前で45ドルぐらいの配当金を得る必要がありますので、90~150株ほどあれば一回で1株ずつ分配金で積み立てることができそうです。
最後に
米国のETF「SPYD」の特徴や投資のメリット・デメリットやその他気になりそうな部分に注目して解説しました。
このETFは、新NISAにも使えて、さらに高配当であるとして人気が上がってきているETFです。
私自身は旧NISAのほうで購入していましたが現在は手放しています。新NISAでJEPIなどの毎月配当のETFが使えないとなったことから新NISAへの組み入れを検討している銘柄です。
何よりも働かずお金が入ってくる仕組みを作れる部分に魅力を感じる人にとっては良い選択肢の一つになるのではないかと思います。
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